H20.11.6

苦闘の末

 整体の技術では限界があることはよくあります。

どれだけ施術を行おうとも決して回復へのきっかけにならないことすらあります。

これは整体だけではなく、俗に医学と呼ばれるもの全てに当てはまることだと思

います。

「医学は万能に見えて実はまるで万能じゃあない。出来ることの方が実は少ないんだ。」

というような台詞をドラマや小説、漫画でよく聞いたり目にしたりします。本当にその通りな

のです。

整体の世界でも、神の手などと呼ばれている人でも、末期がんなどで死の寸前の人を治し

てくださいといわれても治せません。それでも技術を磨き、助けになれる人たちのために出

来ることをすることで、解決の糸口になることもあります。整体で結果は出なくとも、私たちが

病院での診断を勧めた事によりお客様が行く気にならなかった病院へ行くことになり、内臓

疾患からのものだとわかることもあります。

 技術の行使だけが私たちの役割ではないのです。