H20.10.20
独立開業が苦しい業種と楽な業種
今日、某テレビ局の番組で、コンビニフランチャイズの実態の特集が放映
されていました。
一ヶ月の売上高は1,200万円ですが、仕入れやアルバイトの人件費を引
いた店主の手取りは月30万円かそれ以下。ここ6年間は休みがゼロで、
一日の就業時間は14時間。夜間0時から5時まではアルバイトを雇うと赤字
になるから店主自らが常に入らなければ立ち行かないといった有様というない
ようでした。しかもフランチャイズチェーンの親会社との契約で24時間営業は
絶対となっていて、独立自営業でありながら、営業時間ひとつ自分に決める権
限が無いといったものです。これを見ていると実態を知らずに旨い儲け話に乗
せられてしまった方の状態が見て取れます。
整体の業界にも「楽に儲かる」と旨い話をするところもありますが、現実はそん
な甘いものではありません。
確かに年間1千万円の手取りを稼ぐ方もみえますが、まともに整体をしていて
これだけ稼げる方は凄まじい勉強や努力をした上での結果の対価としてのもの
です。それなりの腕や営業手腕を持っている人でも、並みのサラリーマンより少
し良いぐらいです。しかし、先のフランチャイズとは違い、営業日時や施術の内容、
料金など自分の裁量で決定できる部分はコンビニよりずっと楽な業種だと思いま
した。